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令和3年度卒業証書・学位記授与式が行われました(現代社会学科)

3月19日、令和3年度卒業証書・学位記授与式が行われました。新型コロナウィルス感染症対策のため、昨年同様、学生たちに馴染み深い教室を会場とした、学科ごとの授与式となりました。

 

久しぶりに友人たちと再会できたためか、嬉しそうに集う学生たちを見ていると、いつもの授業風景を思い出し、過ぎた日々が懐かしくなりました。つい2か月前まで卒業論文執筆に奮闘し、緊張した面持ちでオンラインでの口頭試問や卒業論文発表会に挑んだ学生たちでしたが、授与式では、皆、落ち着いた様子で、あらためて今日が学生としての最後の一日なのだと感じました。

 

令和3年度卒業生の学生生活は、西日本豪雨災害やコロナ禍など、例年になく制限の多いものになりました。しかし、式辞で李木学長が感謝の言葉を述べられたように、学生たちはよく耐え、勉強やサークル・部活動に取り組みました。野崎理事長は祝辞の中で「予測のつかない激動の時代を強く、しなやかに生き抜いてほしい」と語られましたが、皆、この4年間で十分すぎるほどの「しなやかさ」を身に付けたのではないでしょうか。

 

「別れは一時不安という痛みになるが、治ればもっと強くなる」と述べた在校生代表の西本くんの送辞。「変化を恐れないでください。変化を受け入れた先に新たな希望があります」と力強く語った卒業生代表の畑中さんの答辞。こうした言葉は、学生たちが知らず知らずのうちに育んだ「しなやかさ」の結晶のように思えました。

 

私たちにとってもう一つの「激動」は、大学の閉校です。ただ、先生方がお祝いの言葉の中で述べられたように、卒業生の皆さんの学びや経験、そして、教職員、友人、卒業生との繋がりは生涯残り続けます。皆さん一人一人が家族や友人に支えられながら、繰り返し自分の内にある壁を乗り越えてきたことを、どうか誇りにしてください。今後の支えにしてください。それぞれの場所で生きていく皆さんを、これからもいつまでも応援しています。

ご卒業、おめでとうございます。

 

現代社会学科 川越道子